旅行やお出かけの際、着物レンタルをして街歩きを楽しみたいけれど、天気予報が雨だったことはありませんか。
着物が濡れたり汚れたりするのが心配で、予定をキャンセルするか悩む方は少なくないでしょう。しかし、ポイントを知ってしっかりと対策をすれば、雨の日でも着物のお出かけを十分楽しめます。

本記事では、雨の日の着物レンタルの可否とレンタルする際の対策、雨の日でも楽しめる観光スポットをご紹介します。本記事を参考にして、雨の日に美しい着物を着て楽しみましょう。

雨の日でも着物レンタルはできる？

雨の日でも着物のレンタルは可能なのでしょうか。

一般的に、雨の日でも着物のレンタルは可能です。
雨の日は比較的人が少ないため、和傘を使用して街歩きができたり、人気の写真スポットで混まずに写真が撮れたりするなどのメリットもあり十分に楽しめるでしょう。

ただし、嵐や大雪、台風などの悪天候が予想される場合はレンタルができないケースもあります。天気予報を確認し、不明であれば着物レンタル店に直接確認を行うとよいでしょう。

雨濡れや泥はねなどで着物を汚してしまわないか心配な方は、着物レンタル店が提供している汚れ保証に入っておくと安心です。また、万が一汚してしまった際スムーズに対応できるように、クリーニング代や弁償金などの条件をあらかじめ確認するなどの対策をしておきましょう。

雨の日に着物レンタルする際の対策

雨の日に着物レンタルをする際の対策には、どのようなものがあるのでしょうか。
ここでは主な対策方法を3つご紹介します。

雨に濡れにくい着付けをしてもらう

雨に濡れにくい着付けをしてもらうのは、雨の日の着物レンタルでできる対策の一つです。

雨の日、特に濡れやすいのは足元です。歩くと水濡れや泥はねが起きやすくなるため、通常の着丈よりも短めに着付けをしてもらうのがポイントです。

街歩き用の着物であればカジュアルな物が多いため、短めに着付けをしても見た目やマナー的に問題はありません。着物の丈が短いと足捌きもよくなり、雨の中を歩きやすくなるのもメリットです。

しかし、フォーマルな場面で着用する訪問着などは、裾を長めに着付けて踵が隠れる丈にすることがマナーですので注意しましょう。

雨対策グッズを取り入れる

雨対策グッズを取り入れるのも、雨の日の着物レンタルでできる対策の一つです。ここでは着物に使える主な雨対策グッズとして、草履カバー、雨コート、和柄の傘を紹介します。

草履カバー

草履カバーは、裾が濡れやすい着物に適している雨対策グッズの一つです。
草履に合わせて履く足袋は布製のため、雨に濡れると、足先が冷たく冷えて寒く感じてしまうでしょう。

草履カバーは、つま先部分を覆うプラスチックの透明なカバーです。着物や草履の雰囲気を壊さずに、きちんと水濡れから防いでくれます。

ブーツ

また、足元を草履ではなくブーツに変更することもおすすめです。
ブーツに変更することで、足元が濡れてしまうリスクを回避できます。

ブーツを履くことで、着物の丈を短めに着付けてもらっても、ブーツが程よく見え、かわいい着姿になるでしょう。
京越では9月～6月はブーツレンタルも行っていますので、もし雨が降ってしまった際はブーツをコーディネートに入れてみるのも素敵ですね。

雨コート

雨コートも、着物に適した雨対策グッズの一つです。

雨コートには上半身と下半身が分かれているタイプの物と、すっぽり全身を包むタイプの２種類があります。当日の天候に合わせて、自分が着やすいタイプの雨コートを準備しましょう。

雨コートの色や柄を着物の雰囲気に合わせたり、逆にカラフルにしてみたりと、雨の日ならではのおしゃれを楽しむのもおすすめです。

和柄の傘

雨対策グッズの一つに、和柄の傘も挙げられます。

着物を着たからと言って、必ずしも和傘を準備する必要はありません。
普段から使っている傘をさすことも全く問題ありません。
雨が心配だなと感じられる場合は、バッグに折り畳み傘を入れておくと安心でしょう。

また傘の色と着物を合わせるコーディネートもこなれた着姿になるでしょう。

雨の日に傘をさすなら、着物に合わせて和の雰囲気が味わえる物を用意するのがおすすめです。また着物は帯の厚みがあり、後ろの部分が外側に張っています。傘を選ぶ際は、帯の部分が濡れないような体全体を覆える大きめのサイズの物を選ぶとよいでしょう。

京越では番傘、和傘のオプションレンタルが可能です。小物までしっかりこだわりたい方におすすめです。

濡れにくい所作を意識する

雨の日の着物レンタルでできる対策の一つとして、濡れにくい所作を意識するのも効果的です。

着物で急いで歩くと水濡れや泥はねをしやすくなるため、ゆっくり小股を意識して歩きましょう。また、雨の日は石畳が滑りやすくなり危険です。はんなりと歩く舞妓さんを意識し、つま先を少し内側に向けてゆっくり歩くとよいでしょう。

階段では、裾を少しだけ指で引き上げながら上り下りすると裾が濡れるのを防げます。また、タクシーや車を利用する際は、頭から乗り込むと濡れた車体に裾が触れずに済むのでおすすめです。

雨の日に着物で楽しめる観光スポット

雨の日に着物で楽しめる観光スポットにはどのような場所があるのでしょうか。ここでは、雨の日でも楽しめる京都の観光スポットをいくつかご紹介します。

 

枯山水庭園で有名な「龍安寺」はおすすめの観光スポットの一つです。雨の日ならではの風情ある庭園を室内から鑑賞できるので、雨を気にせずゆっくりとした時間を過ごせるでしょう。

 

「伏見稲荷大社」は人気の高い観光スポットの一つです。境内にある千本鳥居は特に有名なフォトスポットで、雨の日に和傘をさして撮影をすると趣のある写真に仕上がります。内拝殿は雨に濡れない設計で、境内が歩きやすく整備されているため着物でも歩きやすいのもうれしいポイントです。

 

雨足が強い日は天候に関係なく楽しめる「京都水族館」もおすすめです。大きな水槽と魚たちをバックに着物姿で撮る写真は、幻想的に仕上がるでしょう。

雨の日のおすすめスポットについて、詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

▶雨の日でも着物を楽しもう！　京都でおすすめの観光スポット7選！

雨の日でも着物を楽しもう！　京都でおすすめの観光スポット7選！

まとめ

本記事では、雨の日の着物レンタルの可否とレンタルする際の対策、雨の日でも楽しめる観光スポットをご紹介しました。

雨の日でも安心して着物を楽しみたい方は、ぜひ着物レンタルの京越にお越しください。
ビンテージやレトロモダン、アンティークやモダンなレース着物など、さまざまなテイストの着物を用意しています。

京越の店舗は観光スポットにアクセスしやすい立地なので、着物を着てすぐに観光を楽しめるのも魅力的です。
雨の日の着物汚れが不安な方に向けて、「安心パック」もお手軽な料金/330円（税込）でご用意しています。

京越で着物をレンタルして、雨の日のお出かけを存分に楽しみましょう。

 

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