京都は盆地に位置しているため、冬の冷え込みが厳しい街です。
冬の京都を歩くのも情緒があって良いですが、寒い屋外で長時間過ごすのはつらい、という方は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、できれば暖かい場所で京都観光をしたいという方に向け、室内で楽しめるおすすめ観光スポットをご紹介します。

寒い冬だからこそおすすめの室内観光スポットを8つ紹介

京都の冬は寒く、外を歩きながら観光するのは厳しいと感じることもあるでしょう。
そんな方には、暖かい室内で楽しめる観光スポットがおすすめです。

ここでは、冬の京都でおすすめの室内観光スポット8カ所をご紹介します。

 

１．京都水族館

京都水族館があるのは、京都駅から徒歩圏内の梅小路公園内です。

地域とつながり、自然環境を次世代へ継承する事業なども積極的に実施している京都水族館では、イルカやペンギンなどの人気の動物たちを見ることができます。

水族館に入るとすぐ目を引くのは「京の川」エリアのオオサンショウウオ達。国の特別天然記念物にも指定されている、希少なオオサンショウウオも。

また、京の海を再現した「京の海」大水槽では、水槽の前にソファも配置されており、座ってゆったりと魚たちを眺めることができます。青く照らされた水槽を眺めていると、疲れも癒されます。京都の里山風景をイメージした「京の里山」エリアも見どころの一つ。

京都水族館では、クラゲの展示にも力を入れていますのでクラゲ好きには必見！西日本の水族館では最多の20種以上、約5,000匹のクラゲを、生態に合わせて様々な水槽で展示しています。

クラゲの繁殖や研究を行うオープンスペース「京都クラゲ研究所」では、クラゲの成長過程を間近で見ることができます。

 

２．京都駅ビル

京都の玄関口である京都駅は、京都の交通の中心であるだけにとどまらず、宿泊施設や商業施設、劇場などが入る複合施設です。

京都駅ビルは食事やショッピングに便利ですが、近未来的な中央コンコースのアトリウムでは大階段を利用した幻想的なイルミネーションも行われています。

京都へのアクセスの際に、気軽に立ち寄れるスポットとしておすすめです。

地上45mの高さに設けられている空中径路から眺める京都の夜景も、無料なのは嬉しいポイント。京都タワーを間近に見ることができますので、ぜひチェックしてみてください。

 

３．京都伝統産業ミュージアム

京都の歴史や伝統を体感するのにおすすめのスポットが、京都伝統産業ミュージアムです。

日本有数の伝統的工芸品を集めた常設展示では、京都ならではの伝統的なものづくりを体感できるエリアが用意されています。

京の職人の実演を見ることも可能で、京都の伝統技術を生かした工芸品を購入できるミュージアムショップも併設されています。

 

４．京都国立博物館

1897年に開館した京都国立博物館は、主に平安時代から江戸時代にかけての国宝や重要文化財を多数所蔵する博物館です。

明治時代の赤れんが造りが特徴の本館（明治古都館）そのものが、重要文化財に指定されています。

現在、明治古都館は改修・発掘調査などにつき休館中ですが、常設展示では京都の歴史を感じられる名品を鑑賞できます。

広々とした庭園にも注目。ロダンの代表作「考える人」をはじめ、石仏など様々な屋外展示が置かれており、茶室「堪庵」もあります。

 

５．嵯峨嵐山文華館

嵯峨嵐山文華館は、2006年に開館した「小倉百人一首殿堂 時雨殿」をリニューアルして生まれた、日本で唯一の百人一首を展示する博物館です。

百人一首の歴史やさまざまな種類のかるた、歌人を紹介する「歌仙人形」などの百人一首にまつわる常設展示、日本画を中心とした企画展を鑑賞できます。ミュージアムショップでは、百人一首や企画展に関するオリジナルグッズを取り揃えております。嵐山のお土産としてもオススメ。

120畳もの広大な展示スペースの企画展示室では、畳に座ってじっくりと作品を鑑賞することができます。本来、和室の床の間などにかけられている掛け軸などは、座って鑑賞するものですが、ここではそういった本来の楽しみ方ができるんです。ぜひ畳に座って、作品を鑑賞してみてくださいね。

景観の良さも、嵯峨嵐山文華館の魅力です。敷地内では、嵐山の美しい四季を楽しめます。

また、庭に面したテラス部分には、カフェ「嵐山 ＯＭＯＫＡＧＥテラス」を併設。ゆったりとした空間でお食事やカフェメニューをいただけます。カフェだけのご利用も可能です。

 

６．京都国際マンガミュージアム

京都国際マンガミュージアムは、国内外で人気を集めるマンガ文化の拠点として、2006年に開館したマンガに特化したミュージアムです。昭和初期に建てられた小学校がリノベーションされています。

マンガ資料の収集・保管、調査研究や展示を行っており、江戸時代から現代、海外作品まで幅広い種類のマンガを所蔵しています。その数、なんと30万点以上！

図書館としての機能も備えているので、「マンガの壁」に配架されている約5万冊のマンガは手に取って読めます。それだけではなく館内のマンガは、屋外の芝生に持ち込んで、寝転がって読むこともできるんです。

併設のカフェでは、来館したマンガ家の直筆イラストを眺めながら老舗コーヒー店のメニューを味わえるのも魅力です。

 

７．京都文化博物館

京都文化博物館は、平安建都1200年記念事業の一貫として、1988年に開館しました。

重要文化財に指定されている旧日本銀行京都支店の建物を利用した別館は、東京駅と同じ辰野金吾らによる近代建築で、博物館のシンボルとなっています。

常設展では、平安から昭和までの京都の歴史を紹介するコーナーや、歴史・美術を体感できる資料が展示されています。
また、フィルムシアターでは京都府所蔵の名作・古典映画鑑賞が可能です。

1階のショップエリアには、京町家を再現したエリア「ろうじ店舗」があり、古い街並みを楽しみながらショッピングや食事が楽しめます。

 

８．月桂冠大倉記念館

月桂冠大倉記念館は、酒造りの街として知られる京都伏見でも歴史が長い酒造メーカー「月桂冠」の酒造りの歴史や文化を学べる史料館です。

月桂冠発祥の酒蔵を改装した建物内には伝統的な酒造りの現場が再現されており、江戸時代から続く酒造りのための用具や史料などを通して、日本の酒造りの知識を深められます。

人気のコーナーは、月桂冠の日本酒を試飲できる「きき酒処」です。
季節ごとに変わる約10種類のお酒のうち3種類を楽しめ、お土産として日本酒はもちろん酒まんじゅうや奈良漬などの名産品も購入できます。

月桂冠大倉記念館がある伏見地区は、酒造の街並みの景色を散策したり、十石舟（じゅっこくぶね）の観光船が出ていたりと情緒あふれる観光スポットとしても人気です。坂本龍馬が滞在した、寺田屋などの史跡も点在しています。

 

まとめ

冬の京都は寒さが厳しく、外を歩き続けるのがつらい日も少なくありません。

しかし日本を代表する観光都市である京都には、屋内でも歴史や文化を楽しめるスポットが多くあります。

冬に京都を観光する際は、今回ご紹介した8カ所を参考にして、観光プランを立ててみてはいかがでしょうか。

 

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