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着物を美しく着こなすコツとは? - 京都着物レンタルの京越(きょうえつ)
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着物を美しく着こなすコツとは?
京都で観光をするなら、着物を着て観光したいという方が増えています。古い街並みや手入れの行き届いた神社仏閣をめぐる際、素敵な着物を着ているだけで更に特別感が出て、うきうきした気持ちになりますよね。
着物をレンタルして京都散策を楽しむのなら、美しい着こなしをしたいものですね。
では、どのような着こなしをすると美しい着物の着こなしと言えるのでしょうか。
当コラムでは、どのような着付けや着こなしが美しい着姿なのかを徹底解説します。
是非着物を着る際の参考にしていただき、美しい着こなしで、楽しく京都散策に出かけましょう。
Contents
着物は直線の美がポイント
世界の衣類を二つのジャンルに分けると、洋服は体のラインを拾い曲線の美を見せる衣装、
和服は体のラインを出さずに直線的で縦の長さを見せる、直線を出すことで美しさを表現している衣装だといえるでしょう。
では、どのように着付けをすれば直線の美は表現できるのでしょうか。
コツとポイントをおさえて、素敵な着姿をかなえましょう。
直線の美を出すポイント
補正をうまく使う
戦後、日本人の体形は食生活の変化とともに大きく変わったといわれています。それは、和服が似合う体形から、洋服が似合う体形に変化してきたことです。
そのため、和服を着こなすために少なからずとも体のラインをひろわないよう補正が必要となります。
補正が必要となる箇所としては、主に胸・腰・おなかがあげられます。
グラマラスな体形の方はできる限り表面に凹凸が響かないように補正をすることが必要となります。その場合はウエスト部分にタオルを巻いたり、胸を大きく見せないような工夫が必要となります。
また、おなか周りが出ている方は薄手のタオルなどでおなかを抑える必要があります。
腰回りが張っている方も、できる限りウエスト部分を直線的にし、まっすぐなラインを作ることを心がけましょう。
寸胴になって見えたり、太っているように見えたりすることがどうしても心配な方は、髪飾りや帽子などで目線を上に持ってくるような工夫をしてみるのも良いですね。
アクセントカラーになる帯締めや、異素材の帯揚げにしてみるのも足長効果が期待できます。
京越ではお客様の体形に応じて、最も美しい着姿となるように補正をさせていただいております。
着付け方法
・背中のシワの処理
意外に注目されてしまうのが、後姿です。
特に帯の上部から、衣紋までの間がヨレていたり、たぶついていたり皺になっているとだらしないイメージになってしまいます。しっかりと背縫いを意識し、たるまない着付けを心がけましょう。
背中付近がすっきりしていると、凛とした佇まいに近づきます。
・衿が整っているか
衿元が緩んで、タブついているとどうしてもだらしないイメージに見えてしまいます。
左右非対称になっていると、全体のバランスに違和感を覚えることもあります。
・おはしょりが整っているか
「おはしょり」とは、着物を腰のあたりで布を折り上げ帯の下側に折り山を出してちょうど良い丈にする着方、またその折り畳んだ部分を指します。
このおはしょり部分が美しく折り返されておらず、しわしわになっていたり、膨らんでいたりすると帯下部分が膨らんで見え、まっすぐの美しい直線が表現されません。
そのため、美しい着姿を目指すのであれば、おはしょりは重要なポイントと言えるでしょう。
【着付けをしてもらう場合】
着物を着付けてもらう場合は、以下の点も注意したいポイントです。
・補正や腰紐が苦しいと思ったら、無理をせず伝えるようにしましょう。
着付けをしてもらっている段階は、多少なりとも緊張状態にあります。そのため、おなかも少しばかりへこんだ状態にあります。
ただ、腰紐が緩すぎる場合は着崩れの直接的な原因となります。
苦しいと感じた場合は、遠慮せずにほんの少し緩めてもらうようにしましょう。
袴を美しく着こなすポイント
袴を着用する際は、履物によって袴丈を調節すると良いでしょう。袴を決めたら、草履をはくのか・ブーツを履くのかも合わせて決めておきたいですね。
草履をはく場合は、足首が見えないように、袴丈を長めに調節します。
ブーツを履く場合は、ブーツを美しく見せるため、少し短めの袴丈に調節します。
浴衣を美しく着こなすポイント
浴衣を着る場合は、くるぶし位の着丈に調整しましょう。
帯下が長くなり足が長く見える他、縦横比の縦が長くなることで、細くスタイルよく見えるでしょう。
極端に着丈を短くしてしまうと、子供っぽくなってしまったり、身長が低く見えかねませんので注意が必要です。
着物姿で気を付けたいこと
・背筋
背筋を伸ばすと普段よりも首が長く見えるので、着物を着る際はなるべく背筋を伸ばすようにしましょう。
・歩幅
着物を着るときは、歩幅も小さくして歩きましょう。大股で歩くと着物の裾部分が大きく開き、着崩れの原因になってしまいます。
・階段の上り下り
歩幅が狭くなってしまう分、階段の上り下りもなかなか普段通りにはできない場合があります。
その際は、無理に大股で階段を上り下りするのではなく、階段に対して、真正面ではなく、少し体を斜めにして横歩きのように上り下りをしてみましょう。
また、右手で脛当たりの着物を軽く持ちあげ、着物の裾を踏まないように意識できると良いですね。
写真を撮るときの美しい着姿
写真を撮る際は、以下のポイントを押さえて美しい着姿をイメージしてみてください。
・顎を引く
少し顎を引くと首が長く見え、小顔効果が期待できます。顎を引きすぎると、下から覗き込んだ状態になりますので、ちょうどよい角度を探しましょう。
反対に顎を上げすぎてのけぞっていたりすると、正面を向いているつもりでも目線が下向きになってしまいますので、気を付けるようにしましょう。
・首を長く見せる
上から引っ張られているような感覚でまっすぐ立ち、姿勢を正しましょう。背中が丸まっていると、どうしても首が短く見えてしまいます。
・お腹を突き出したり、肩を上げたりしない
まっすぐに立つことを意識するとおなかが突き出てしまったり、肩が上がってしまう場合があります。
そうすると不格好に見えてしまうほか、横柄な態度をとっているように見えてしまう危険性も。
胸骨を少し上に引っ張るイメージをするとおなかも凹み、肩が下がるので是非意識してみましょう。
・指先を揃える
着物の美しさは直線美です。指先がばらついていたら、せっかくの美しい着物姿も台無しになってしまいます。
美しい所作で気を付ける第一歩は、指先にあるといえるでしょう。写真を撮る際も、指を揃えて両手を軽く重ねるようにしましょう。
・つま先は外に開かない
着物の美しい立ち姿は少し内股ですが、ずっと内股でいるのも大変です。内股でいなくとも、外に開いてしまわないように気を付けましょう。
また、立っている際は両足を少し内股にするか、揃えて片方の足を半歩後ろにずらしているだけではんなりとした美しい立ち姿になります。是非、実践してみてください。
まとめ
街着や普段使いの着物は本来、自由なものです。コーディネートの幅も小物使いも、アイデア次第で無限大の楽しい着物です。
着物を美しく着こなすコツやポイントをおさえて、最大限に自分らしさを引き出しましょう。
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